Apache2等の導入
前回、SambaとSSHを導入しました。
今回はApache2の導入です。
OSのインストールの際にWebサーバをインストールしていない場合は
# aptitude install apache2
でインストールしておきます。
とりあえずドキュメントルートを変更しようと
/etc/apache2/httpd.conf
を見てみると、空っぽの状態でした。
いろいろ調べてみると、
- Debianにおいてapache2ではhttpd.confは使用しない
- /etc/apache2/sites-available/にサイト定義ファイルを置くことができる
- /etc/apache2/sites-enable/に反映するサイト定義ファイルのシンボリックリンクを置く(直接ファイル操作はしない)
- /etc/apache2/mods-available/にモジュールファイルを置くことができる
- /etc/apache2/mods-enable/に反映するモジュールファイルのシンボリックリンクを置く(直接ファイル操作はしない)
- 設定の変更にはa2ensite,a2dissite,a2enmod,a2dismod
ということことがわかりました。
まず、/etc/apache2/site-available/にdefaultという定義ファイルがあるので
# cp /etc/apache2/site-available/default /etc/apache2/site-available/mysite
として定義ファイルをコピー。
次にそのコピーしたファイルの
/var/www
となっているところをドキュメントルートにしたいディレクトリに変更。
その後
# a2dissite default
# a2ensite mysite
としてサイト定義を変更します。
実際に変更を反映させるには
# /etc/init.d/apache restart
でサーバを再起動します。
また、モジュールを組み込みたい(or 無効にしたい)ときには
# a2enmod php5
# a2dismod php5
といったようにするだけで有効/無効が変更できます(当然再起動は必要です)。
変更が簡単にできる点が便利です。
サイト定義ファイルや"a2xxx"コマンド、および
/etc/apache2/apache2.conf
を変更することによって設定をいろいろ変える事ができます。
細かいことは別の機会に。