Debian Etchのインストール
パーティション分割を終え、あとはDebianを仮想マシンにのせるだけ。
仮想マシンにはVMware Server Console version 1.0.4 build-56528を使用。
あらかじめ自分のマシンのアーキテクチャと同じ名前のついたインストールCDのISOイメージファイルを
http://www.jp.debian.org/CD/netinst/からダウンロードしておきます。
僕の場合はAMD64アーキテクチャ用のdebian-40r2-amd64-CD-1.isoでした。
仮想マシンの作成
[File]->[New]->[Virtual Machine]からウィザードに従っていけば問題なく作成できました。
- ゲストOSをOther Linux2.6.x kernel 64-bitに設定
- ネットワークをNATに設定
作成したあとの設定で[VM]->[Settings]から
- CDドライブのConnect at power onにチェック
- CDドライブのConnectionをUse ISO imageにし、ダウンロードしたISOファイルを指定
とりあえず最小の設定を終えたので仮想マシンを起動します。
渦巻きのロゴの画面まで行ったら
installgui
と入力しEnter。
GUIのインストーラが起動されます。メモリが少なくてカクカクしそうで嫌ならロゴの画面でEnterだけ押すとテキストベースのインストーラが起動されます。
ここからのインストールはhttp://www.debian.or.jp/using/quick-etch/を見ながらやれば問題なくできます。
通し番号の13番まではスムーズに行きます。
そして再起動したら、GUIのログイン画面が出ると思いきや、
ログを見てみると
(EE) No devices detected.
Fatal server error:
no screens found
いろいろ調べてみた結果、VMwareのグラフィックドライバがインストールされていないために起こるエラーのようなのでVMware Toolsをインストールすることに。
GUIを起動できなかったため、コンソール画面が表示されるのでrootでログインしてからCtrl+Altで一度Windowsに戻り、VMware Server Consoleの[VM]->[Install VMware Tools]を選択し、installをクリック。
再びDebianに戻り、
# mount /cdrom
でEnter。ディレクトリを移動し、その中にあるVMwareTools-1.0.4-56528.tar.gzをホームディレクトリかどこかにコピー。
次にあとで必要となるgccをインストールします。
さらに、インストールされているカーネルのバージョンと同じカーネルヘッダをダウンロードします。バージョンは
# uname -r
でわかります。
これで準備完了です。一度再起動します。Xシステムの同じエラーがでますが、気にしなくていいです。
先ほどコピーしたtar.gzファイルを
# tar -xvf VMwareTools-1.0.4-56528.tar.gz
で展開。生成されたwmware-tools-distribの中で
を実行する。
あとはひたすら質問に対しEnterを押していけばいいです。
このプログラムにより、/etc/X11/Xorg.confの内容がVMwareの提供するドライバを使う設定になっています。
しかしまだ終わりではありませんでした。
# apt-cache search vmware
# aptitude install xserver-xorg-input-vmmouse
# aptitude install xserver-xorg-video-vmware
- Section "Input Device" の Driver欄を"vmmouse"に
- Section "Device" の Driver欄を"vmware"に
したら終わりです。ここでだいぶ時間を費やしました。まさかOSのインストールに2日もかかるとは思ってませんでした。
しかし、いろいろ勉強になったので結果オーライと前向きに考えます。
[コマンド]
- uname => -aオプションですべてのシステム情報を表示、-rオプションでカーネルのバージョンを表示
- aptitude [command] [package] => コマンドはupdateやinstallを、パッケージは頑張って探す
[参考文献]
http://www.debian.or.jp/
http://d.hatena.ne.jp/papa33/searchdiary?word=*%5BVMware%5D